近藤賞
日本オペレーションズ・リサーチ学会は,2007年6月に創立50周年を迎え,我が国のオペレーションズ・リサーチの研究,普及,または教育の分野で傑出した業績をあげた個人またはグループを称え,我が国におけるオペレーションズ・リサーチの発展に資するとともに,この分野を広く社会に周知させることを目的として「近藤賞」を創設しました.
「近藤賞」の名称は,本学会会長,日本学術会議会長を歴任され,2002年に文化勲章を受章された近藤次郎博士のお名前を冠しました.(副賞100万円/名)
研究賞
昭和43年(1968年)に創設された大西記念文献賞,及びそれを継承した文献賞を受け継ぎ,2011年度から設けられた本学会で最も歴史のある賞です.次の条件を満たす個人に贈られます.
1. 本学会員であること.
2. 独創性と将来性に富み,ORの発展に寄与する研究業績を挙げていること.
授賞対象とする研究業績は過去5年以内のものとし,毎年1名程度を表彰する予定です.
*文献賞(2010年度まで)
研究賞奨励賞
若手研究者個人を対象とする賞です.上の研究賞の条件に加えて被推薦者の年齢に関して次の条件があります.
被推薦者は,原則として応募締め切り時に満35歳以下であること.ただし,OR研究歴が短い方は,この年齢制限を超えていても構いません.
授賞対象とする研究業績は過去3年以内のものとし,毎年3名程度を表彰する予定です.
*文献賞奨励賞(2010年まで)
業績賞
ORの研究・教育・実施等に関わる活動に顕著な業績を挙げた個人に対して贈られます.ただし被推薦者は,原則として応募締め切り時に満40歳以上,満65歳以下の学会員であることが必要です.
毎年1名程度を表彰する予定です.
なお,この業績賞は,故本間鶴千代先生の寄付金をもとに創設されました.
普及賞
ORの普及への大きな貢献に対して贈られます.
毎年2件程度を表彰する予定です.
*個人の場合は本学会員,グループの場合は本学会員を含むグループ,企業の場合は賛助会員企業が対象です.
実施賞
ORの強力な実施・推進に対して贈られます.
毎年1件程度を表彰する予定です.
*個人の場合は本学会員,グループの場合は本学会員を含むグループ,企業の場合は賛助会員企業が対象です.
事例研究賞
ORの優れた事例研究に対して贈られます.
毎年3件程度を表彰する予定です.
*個人の場合は本学会員,グループの場合は本学会員を含むグループ,企業の場合は賛助会員企業が対象です.
論文賞
2010年度より設けられた賞です.過去1年間に本学会論文誌に掲載された論文のうち,特に優れたもの1編に贈られます.
授賞論文の著者すべて(非会員が含まれる場合も全員)を表彰します.なお,論文賞の推薦は募りません.
学生論文賞
学生によるORに関する優れた研究に対して贈られるものです.対象は,年度中に提出された学部の卒業論文または大学院の修士論文です(9月修了等も含みます).
毎年5編程度を表彰する予定です.学生・指導教員がともに本学会員で,学生は引き続き学生会員あるいは正会員であることが必要です.
特別賞
特別賞
正会員からの特別な申請があった場合,学会への顕著な貢献・寄与のあった個人または団体に対し,表彰委員会と理事会の審議を経て,その功績を讃え,賞状・記念品を贈呈します.個人または団体はOR学会会員でなくとも可です.また,申請があった場合ですので表彰は不定期です.